パリ演武会&ワークショップ in France

2018年6月23日、フランスはパリの劇場「Theatre Dejazet」で行われたイベント、「Nuit des Arts Martiaux Traditionnels」の招待を受け、阿久澤先生を筆頭にフランスと日本からの生徒4名が出演、演武を行いました。

現地入りしたのは2日前。
皆が揃っての演武のリハーサルは前日のみという状態で、先生を慕う生徒の自宅の道場を借りて行われました。

普段は演武用の練習などしていなく、時間のない中どうなるかと思いましたが、普段やっていることをもとに構成を考え、和気藹々と呼吸や時間を合わせながらのリハーサルとなりました。(ちなみに今回、舞台監督的役割をしてくれたのが、日本のインストラクター渡邊氏)。
間に休憩を挟んだりしながらも、その間の先生のお話や動きをジッとみて聴き入るフランスの生徒達。海外では先生に直接教われる機会が少ないので、少しでもしっかりと観察しておきたいという印象です。

そして演武会当日。
当日の午後はパリから少し離れた郊外のエルブレーという所にある武道場での公開セミナー。
今回阿吽会を初めて知る方や、過去にセミナーを受けた事のある体験者の方等が受けられました。

セミナー後には、阿久澤先生は次回に出版される雑誌の写真撮影。

そしてパリに戻り、演武会の行われる劇場入り。

阿吽会はプログラム前半のトリ、時間は夜の9:00頃の出演となりました。

劇場に入り、舞台チェックをし、その後本番までの時間は楽屋裏で動きの確認。

そうこうしているうち、すぐに本番が回ってきました。
(※演武会の写真はこちら)

演武が終わり、楽屋裏で一息ついていると各流派の先生方が阿久澤先生に挨拶にきたり、舞台の後ろで太鼓を演奏していた方が、先生の迫力に感銘を受けて挨拶にきていた姿も見受けられました。
その後、劇場を後にして近くのカフェで乾杯!
演武が終わってホッとした事もあり、舞台上での裏話で盛り上がり、大いに笑って終える事が出来ました。

翌日の午後は再度前日と同じ場所での公開セミナー。
前日の演武を観た方達が大半を占めていました。

セミナー後にはまた先生が雑誌の取材を受け、フランスでのイベントは終了致しました。

2017年9月18日東京オープンセミナーレポート

2017年9月18日、台風一過の快晴に恵まれ、阿久澤先生による阿吽会のセミナーが開催されました。

今回は、九州からの参加の方や先生のインタビュー動画を観て興味を持たれた方等々がいらっしゃいました。

今回のテーマは「相手が感知できない崩し、またそこからの身体運用」。

実技に入る前に先生から、「感知」についてのお話。
相手が来た時に、どう受けて自分が動いていくか。
それには色んなパターンがありますが、ここでは阿吽会がテーマの一つとしてやっている身体運用を用いて動いていく事を概要として説明されました。

今回のセミナーで行った対人によるエクササイズは下記のものになります。

●「歩き」
この「歩き」によって、押す側は身体の中心から力を送って伝えていく事、受けとる側は、抵抗するのではなく、押してくる相手の力を感じながら、身体を緩めて受け取っていく事を習得していきます。
普段は互いに腕を伸ばしあってやるのですが、それに加えて今回は、受けを肩でやるパターンでも行いました。

●「相手に押し込んでもらった所からの崩し」
まず相手にお腹の辺りを強く押し込んでもらいます。
崩しをかけていく方は、「歩き」の時にやった受け方で相手を受け止め、そこから相手との圧力を変えずに、胸を使った身体運用を使いながら横に少し歩いたり、上体の向きを変えて相手を崩していきます。
この時のポイントは圧力を変えない事。これができるかできないかで相手の崩れ方が違っている事も体感できました。

●「パンチを受けながらの同様の動作」
今度は相手と少し離れた位置からを想定し、相手にワンツーで打ってきてもらう所を、胸から腕を動かしてパンチを避けながら接していき、先に行った身体運用と同様に崩していく練習をしました。

●「六尺棒を使った力の伝達」
今度は、六尺棒を使ってのエクササイズ。
互いに一本の棒を持った状態から動いて、胸や股関節を使って力を伝え崩していきます。

六尺棒を利用した身体運用のエクササイズ

動きが制限される中でも積極的に動いています

●「応用した動きとして技をかけていく」
相手にワンツーパンチを出してもらい、相手の中に入りながらそのまま技をかけていくのですが、先にやったエクササイズより自然な動きで技を使って崩していきます。

阿吽会の通常稽古でも行われている練習法

外部の参加者にも体験してもらいました

阿吽会では、動きの応用として技をかける稽古もしますが、やはり重視するのは身体の運用です。
型的な技の動きより、本日のセミナーで行ったような、身体の内部から動いて技をかけていけるようにする事が、当会のテーマでありますが、今回のセミナーで参加された方達には、先生が一人ひとり見て回りながら実践してくれた事もあり、その身体運用のエッセンスを体感していただけたのではないかと思います。

当日は猛暑という事もあり、休憩を多めに入れましたが、休憩中でも参加者の方達は熱心に先生に説明を求めたり、先生の動きを注視していました。
時には先生の方から外部の参加者に感想や質問を聞いたりして、各々、色んなバックグラウンドを持っている事を知れたりと休憩中でも有意義な時間を過ごす事ができました。

セミナーでは、外部の方達と一緒にワークをする事で、普段やっている事がどこまで相手に通用するか、外部の方の視点を通して自分の状態を知れる良い機会にもなります。
こういった機会を通して今回の「身体の感知」という内容は、相手に対してだけでなく、自分の身体の状態に気づいていく事でもあるのだろうと改めて感じるものでもありました。

先生及び参加者の皆様、猛暑の中大変お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。




2017年4月8日 ドイツの方々との武術交流会

2017年4月8日、ドイツの合気道家のオーバン先生とその生徒達ご一行が阿吽会の通常稽古に参加されました。オーバン先生は阿久澤先生の海外でのセミナーに参加されたり、セミナーを企画してくれたりした事もある方です。
今回の参加者には阿吽会メソッドを初めて体験された生徒さんもいましたが、互いに楽しんで手合わせしたり、良い武術交流になりました。

写真提供:Olaf

2016年10月23日-28日 秩父合宿

2016年10月23日-28日の5日間に渡り、フランスの会員を中心に、毎年阿久澤先生に指導を受けている海外の一部の生徒達が来日。日本の生徒達との交流合宿が秩父にて実現致しました。

初日の初顔合わせ
合宿所近くの山に朝日を観に
登った先にお船観音様が現れた時は感動しました

あっと言う間に過ぎた楽しくて充実した海外の生徒達との交流会。また皆で集まれる日を楽しみにしています。ありがとうございました。

〈2014年概況〉

2014年2月 フランスで出版された書籍「武道家の心」に掲載

2014年4月 フランスセミナー

2014年6月 クロアチア・ハンガリーセミナー

2014年9月 アメリカ ロサンゼルスセミナー

2014年10月 EUセミナー
【パリ・リヨン・シャンベリー】

※パリのセミナーはフランス軍施設内にある体育館で開催されました。

2014年11月 東京セミナー

2014年11月 NZセミナー

2014年12月 香港 初セミナー