阿吽会の武術とは

練習要諦

武術(武道)を通じて日々修練/鍛練に精進している方は今日沢山いらっしゃると思います。 武術の鍛練を行うことは、肉体を含め精神的にも自分自身を知る上での一つの道であるとも言えます。 なぜなら、一つの物事を追求することによって発見される様々な事柄や生み出される知恵・工夫が、 強い意思の力によって、その本質を体現するための創意工夫が、面白さにつながってくるからです。

武術に必要な身体を養い、武術の基盤となる原理に基づいた武術体を練り上げ、 接触訓練により身体運用を習得して体使いを学び、絶え間ない訓練と工夫を経て地層的に厚く積み重ね 「術」を体得すべく深く鍛錬して行きます。
武術の修行を通じての「智慧」は人間が自分自身に置かれた環境や境遇に上手く順応する能力及び自然の変化に応じ 調節する力を得ることが武術の真理とも感じております。

武術について、強い弱いの解釈・意見はいろいろありますが、技術を習得してなおかつ戦いにおいて体現できる様になるには、自己鍛練と経験を通じて 身体的感覚をつかむ必要があります。 本質を理解し会得するには相応の時間を必要とするので、たえまない研究・工夫が必要であり、 強い弱いはその過程での結果に過ぎません。

スタイルや流派をこえた人間の独創的な創造(修行)が武術を通じて意識されるべきだと思っております。

阿吽会武術クラスでは、 形骸化した型練習やパターン化された技の練習には重点をおいていません。 基本的に自律(自立)を目指し個々が問題を探し吸収できるような身体を作り武術体に躾ける為に次のようなカリキュラムを取っています。

  1. 基盤作り:身体原理の認識
  2. 接触訓練1:対人への力の運用
  3. 接触訓練2:徒手格闘・散手・散打等
  4. 武術への応用:上記の活用