出典:<Facebook> Nuit des Arts Martiaux Traditionnels (NAMT) より
Photo:Daniel Molinier
https://www.facebook.com/move.photo.project/photos/a.2196257700644754/2320083838262139/
毎年の活動記録の親カテゴリー
出典:<Facebook> Nuit des Arts Martiaux Traditionnels (NAMT) より
Photo:Daniel Molinier
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初日はAkimasaさんの生徒を中心のプライベートセミナー。
皆さん初めての対面でしたが、快く笑顔で迎えて接して下さいました。
中には、カタコトながらも日本語で声をかけてくださった人も。(^-^)
この日は「復元」をメインにした内容になりました。
次の日からは一般の公開セミナー。
殆どの参加者が阿吽会のセミナーを体験するのが初めてという事もあり、この日の主なテーマは、阿吽会の基盤となる所の紹介でした。
身体の原理を指導するにあたって、「座る。立つ。歩く。」のシンプルな原理から実演し、指導されました。
イギリスから様々な方が参加され、今回初めて阿吽会を知り、阿久澤先生の動きを見、触れた人達は、動きはもちろんの事、先生のアイデアや考え方にも感銘を受けていました。
セミナー後は野外でちょっとした懇親会。
現地に住む生徒の方が、チョコとニンジンの手作りケーキを振る舞ってくれたりして、とても美味しかったです。
最終日は午前中のみ。
昨日の復習と、実際のフリーで動くことの身体使いを説明されました。
あっと言う間に時間は過ぎ、最後には先生に質疑応答。
今回セミナー中では打撃等の時間がなかったので、空手をやっているドイツ人の方にミットを持ってもらい軽く打ち込んで見せました。
外から見ると先生の動きは軽く見えますが、目にも止まらぬパンチはかなり重かったようです(^^;;
セミナー後、近くの湖に行くと参加した皆さん達が泳ぎに来てました。
イギリスから来たメンバーは帰りの飛行機の時間があるため早めに上がり、一緒に泳げなかったのが少し残念。
その後、先生は他の生徒達と一緒に泳ぎながら少しリラックスしていました。
さらに建物の一番上の高い所から飛び込みをされ、その身体能力の高さに見ていた人がビックリしていました。
フランス、スイスとも滞在中は天気に恵まれ、空の青さが綺麗だったのが印象的でした。
フランスでは阿吽会のメンバーと演武会というイベントを一緒にやれた事、そしてスイスでは、親切で素敵な方達と新たな出会いができ交流が持てて、とても有意義な時間を共有できたことに改めて感謝申し上げます。
先生、皆様ありがとうございました。
現地入りしたのは2日前。
皆が揃っての演武のリハーサルは前日のみという状態で、先生を慕う生徒の自宅の道場を借りて行われました。
普段は演武用の練習などしていなく、時間のない中どうなるかと思いましたが、普段やっていることをもとに構成を考え、和気藹々と呼吸や時間を合わせながらのリハーサルとなりました。(ちなみに今回、舞台監督的役割をしてくれたのが、日本のインストラクター渡邊氏)。
間に休憩を挟んだりしながらも、その間の先生のお話や動きをジッとみて聴き入るフランスの生徒達。海外では先生に直接教われる機会が少ないので、少しでもしっかりと観察しておきたいという印象です。
そして演武会当日。
当日の午後はパリから少し離れた郊外のエルブレーという所にある武道場での公開セミナー。
今回阿吽会を初めて知る方や、過去にセミナーを受けた事のある体験者の方等が受けられました。
セミナー後には、阿久澤先生は次回に出版される雑誌の写真撮影。
そしてパリに戻り、演武会の行われる劇場入り。
阿吽会はプログラム前半のトリ、時間は夜の9:00頃の出演となりました。
劇場に入り、舞台チェックをし、その後本番までの時間は楽屋裏で動きの確認。
そうこうしているうち、すぐに本番が回ってきました。
(※演武会の写真はこちら)
演武が終わり、楽屋裏で一息ついていると各流派の先生方が阿久澤先生に挨拶にきたり、舞台の後ろで太鼓を演奏していた方が、先生の迫力に感銘を受けて挨拶にきていた姿も見受けられました。
その後、劇場を後にして近くのカフェで乾杯!
演武が終わってホッとした事もあり、舞台上での裏話で盛り上がり、大いに笑って終える事が出来ました。
翌日の午後は再度前日と同じ場所での公開セミナー。
前日の演武を観た方達が大半を占めていました。
セミナー後にはまた先生が雑誌の取材を受け、フランスでのイベントは終了致しました。
当会では姿勢や重心などに焦点をあて、年齢を重ねても衰えにくい部分の鍛錬を行っています。
年齢を超えた動きとは?
なぜ力を抜かないとできないのか?
外側の力でなく内部の動きとは?
姿勢の構造を深くした鍛錬法とは?
今回のセミナーでは、接触からの崩しを応用し、打撃等のフリーにも対応できるよう、未経験の方から経験者まで、段階的に体験しながら、幅広くどなたでも楽しく深く学べる内容となっています。
その他
懇親会
セミナー後は居酒屋での皆様との交流を兼ねた食事会を予定しています。(費用3000円程度を予定)
ご都合のつく方は是非奮ってご参加下さい。
※出欠はセミナー途中の休憩時間までに人数確認をさせていただきますので、ご協力の程、どうぞ宜しくお願い致します。
今回のテーマは「年齢を超える身体作り」でしたが、とても面白く、大変興味深いものとなりました。
まずは寝ころがって、身体の前面と背面を動物のように動かす準備体操を行いました。
床の上を背骨と腰を利用して連動させながら、上半身に負荷をかけないよう進んでいく訓練でした。
次に、壁に背中をつけて立ち、押さえてもらった状態で前進できるかという検証を行いました。
初動が難しく、押さえられた状態から前に行くためにはどうやって相手の力を吸収していくか? が課題の一つとなります。
ここでの説明の時に、スペース(間隙)という言葉が初めて外部に紹介されました。
阿吽会の稽古では、まずは骨格を揃えて繋がっていくように姿勢を整えていきますが、その先には、相手からの力をアースして受けつけないようにする段階があります。
その時に重要な要訣が、阿吽会でいうスペースです。
(※先生の感覚を言語化したものなので、オリジナルの造語です)
スペースという言葉は、聞いてもなかなか理解できず、先生に手を触れていただかないとわからないだろうと思いますが、今回は遅ればせながら自分も初めてスペースの作り方がなんとなくわかりました。
その他の稽古も、このスペースと重みを使って相手を崩したり推手をしてみたりと一貫してスペースを課題とした内容となりました。
今回は難易度が高すぎる気もしましたが、得ることができた人はたったひとつ、阿吽会の大事な宝物をお土産として持って帰れたと思います。
参加された皆さん、ありがとうございました。
テーマ:身体を深化させていく原理を学ぶ
セミナー内容
年齢の枠を超えた身体を作りながら身体の深化へと繋げていくセミナーです。
原理習得の鍛錬法を活かした内容を通し、新たな感覚が築けるようにしていきます。
徒手格闘等の競技において更なる進化を求めている方や、身体術の深化を学びたい方、武術に興味のある初心者から経験者までと段階的に深く学べる内容となっております。
お申し込みは上記の申込先にある申し込みフォームにて受け付けております。
その他
懇親会(確認要)
セミナー後は皆様との交流を兼ねた食事会を予定していますので、ご都合のつく方は是非奮ってご参加下さい。
※出欠はセミナー途中の休憩時間までに人数確認をさせていただきます。ご協力の程、どうぞ宜しくお願い致します。
2024 spring フランスセミナー photographs
2024.2.23 2024 第1回阿吽会セミナー photographs
2023.10.25〜29 阿吽会JAPAN合宿photographs
Youtubeビデオ:阿久澤稔先生とのインタービュー、2017年6月6日に公開。
2021年の活動の記録:
今回は、九州からの参加の方や先生のインタビュー動画を観て興味を持たれた方等々がいらっしゃいました。
今回のテーマは「相手が感知できない崩し、またそこからの身体運用」。
実技に入る前に先生から、「感知」についてのお話。
相手が来た時に、どう受けて自分が動いていくか。
それには色んなパターンがありますが、ここでは阿吽会がテーマの一つとしてやっている身体運用を用いて動いていく事を概要として説明されました。
今回のセミナーで行った対人によるエクササイズは下記のものになります。
●「歩き」
この「歩き」によって、押す側は身体の中心から力を送って伝えていく事、受けとる側は、抵抗するのではなく、押してくる相手の力を感じながら、身体を緩めて受け取っていく事を習得していきます。
普段は互いに腕を伸ばしあってやるのですが、それに加えて今回は、受けを肩でやるパターンでも行いました。
●「相手に押し込んでもらった所からの崩し」
まず相手にお腹の辺りを強く押し込んでもらいます。
崩しをかけていく方は、「歩き」の時にやった受け方で相手を受け止め、そこから相手との圧力を変えずに、胸を使った身体運用を使いながら横に少し歩いたり、上体の向きを変えて相手を崩していきます。
この時のポイントは圧力を変えない事。これができるかできないかで相手の崩れ方が違っている事も体感できました。
●「パンチを受けながらの同様の動作」
今度は相手と少し離れた位置からを想定し、相手にワンツーで打ってきてもらう所を、胸から腕を動かしてパンチを避けながら接していき、先に行った身体運用と同様に崩していく練習をしました。
●「六尺棒を使った力の伝達」
今度は、六尺棒を使ってのエクササイズ。
互いに一本の棒を持った状態から動いて、胸や股関節を使って力を伝え崩していきます。
●「応用した動きとして技をかけていく」
相手にワンツーパンチを出してもらい、相手の中に入りながらそのまま技をかけていくのですが、先にやったエクササイズより自然な動きで技を使って崩していきます。
阿吽会では、動きの応用として技をかける稽古もしますが、やはり重視するのは身体の運用です。
型的な技の動きより、本日のセミナーで行ったような、身体の内部から動いて技をかけていけるようにする事が、当会のテーマでありますが、今回のセミナーで参加された方達には、先生が一人ひとり見て回りながら実践してくれた事もあり、その身体運用のエッセンスを体感していただけたのではないかと思います。
当日は猛暑という事もあり、休憩を多めに入れましたが、休憩中でも参加者の方達は熱心に先生に説明を求めたり、先生の動きを注視していました。
時には先生の方から外部の参加者に感想や質問を聞いたりして、各々、色んなバックグラウンドを持っている事を知れたりと休憩中でも有意義な時間を過ごす事ができました。
セミナーでは、外部の方達と一緒にワークをする事で、普段やっている事がどこまで相手に通用するか、外部の方の視点を通して自分の状態を知れる良い機会にもなります。
こういった機会を通して今回の「身体の感知」という内容は、相手に対してだけでなく、自分の身体の状態に気づいていく事でもあるのだろうと改めて感じるものでもありました。
先生及び参加者の皆様、猛暑の中大変お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
阿吽会範士 宮川和久からのメッセージ:
8月13日の阿吽会体験セミナーにお集まりくださいました皆様、ありがとうございました。
3時間半のセミナーでしたが、立ち方、座り方、歩き方を始め、力の伝達法や崩しについてやや掘り下げてご紹介できたかと思います。
阿吽会における体使いについて理解を深めていただけたなら幸いです。
またの機会に皆様とお会いできるのを楽しみにしております。今後とも阿吽会をよろしくお願い申し上げます。
阿吽会は武術としてのカテゴリーをあえて謳っていないせいもあってか、まだ一般の方々には「どのような事をしているのか?」といった質問をされる事があります。
今回はそのような疑問や武術に興味を持つ方々に向けた、阿吽会をご紹介するセミナーとして開催されました。
この日の講師は阿吽会東京の宮川範士。
宮川範士はここ数年ヨーロッパでも教えており、今回はその経験を活かした範士の国内初の公開セミナーともなりました。
サポート役には、この夏休み期間中に阿久澤先生にご教示してもらうべく1カ月程来日していたフランスのリチャード教士が付き、セミナーが進行されていきました。
当日の参加者は23名。
阿吽会会員だけでなく、これまでの阿久澤先生のセミナー参加者、阿吽会初参加といった方々が揃いました。
今回ご紹介した内容は、骨格構造(阿吽会ではフレームと表現しています)を意識した姿勢の話から始まり、これを身に付けるための阿吽会で行われている鍛錬法と重心を使った対人練習。
対人練習では、身体をひとつにまとめてリラックスし、体重をあびせたり膝の力を使ったりすることなく重心を相手に伝えていく力と感覚を養成していきます。
まず宮川範士が六尺棒や徒手の形で、身体をひとつにまとめた状態から重心を使って相手に影響を与えていく事を実演した後、その感触を参加者一人ひとりに感じてもらいながら、そのメソッドを行っていただきました。
参加者には普通の力に比べて重心を使う方が動かされやすいということを実感してもらえたのではないかと思います。
後半は「プッシュアウト」という立って力を送る対人練習と崩し。
崩しの練習でも、意外と簡単に相手のバランスは崩れるものだという事を体感してもらいました。
そして最後の締め括りに、阿吽会メソッドの中でも代表的鍛錬の「天地人」を行い、その鍛錬法のポイントをご紹介し、セミナーは終了となりました。
この日のセミナーは3時間半程で、気候は蒸し暑く、エアコンもなかったのですが、参加者は時折休憩を入れながらも、宮川範士の説明、動きに集中し、積極的に体験に臨んでおられました。
宮川範士は体験の方々に一人ひとり丁寧に観て回り大変だったかと思いますが、初めて体験された方からは「大変ためになり、面白い」「こんなこと他では教えてくれない」といったお声もいただきました。
会員の私としても、改めて阿吽会で教えられている原理原則の再確認、シンプルな事ながらそれを追求していく事の面白さを体感できるものになりました。
セミナー後は夕食を取りながらの懇親会もあり、その席でもセミナーの内容についての話し合いが続き、とても有意義な一日となりました。
宮川範士、リチャード教士、ご一緒に体験し参加された方々、どうもありがとうございました。